建設車両のデジタル化とコネクティビティ
コンチネンタルは、ドライバーのストレス軽減を目的に建設車両のデジタル化とコネクティビティ(相互接続性)を目指し、360度サラウンドビューシステム「ProViu 360」をはじめとした建設・鉱業向け先進運転支援システム(ADAS)を提供している。
車両のデジタル化とコネクティビティにより、ドライバーは、膨大な情報を必要最低限に減らして適切に処理でき、効率性と安全性は最大化される。
なお、「ProViu 360」は、鉱業機械・建設車輛の国際的見本市「bauma 2019」(4月8~14日、ドイツ・ミュンヘンで開催)に出展される。
360度バードアイビュー機能を搭載
建設機事業部門責任者のピーター・ワグナー(Peter Wagner)氏は、建設現場の効率性・質を高めるために建設機器オペレーターが扱う情報量は膨大であると述べる。
それゆえ、建設車両のデジタル化とコネクティビティに対する需要は高いという。
「ProViu 360」では、膨大な情報の中から適切な情報を適切なタイミングにて得られる。
デジタルカメラが撮影した画像は、HD解像度にて車載デジタルディスプレイに表示される。ディスプレイは大きく、タッチパネル式であり、ドライバーの認知度は増し、作業効率性・安全性は高まる。
また、デジタルカメラの解像度は、4メガピクセルカメラの採用により、従来比で3倍に引き上げられた。ドライバーを取り囲む全ての環境を撮影でき、360度バードアイビューを提供する。
360度バードアイビュー機能を搭載した「ProViu 360」デジタルバージョンは2020年に生産予定である。
適切な情報を適切なタイミングにて
プロダクトマネージャーのダニエル・ワップラー(Daniel Wappler)氏は、CAN-BUS(車内LAN)を採用するこてにより、膨大量の情報処理においてフィルターの役割を果たし、ドライバーが必要とする情報のみを提供できると説明する。
将来的に、「ProViu 360」ではカメラデータ、センサーデータを組み合わせ、情報の質を高めることが可能になる。
(画像はプレスリリースより)

Continental
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