インテリジェント伝送システム
ZFは3月29日、最先端のセンサーシステムとデータ分析ツールを組み合わせ、鉄道やロープウェイ、風力発電などの状態を常に監視し、メンテナンスを可能にするインテリジェント伝送システムを開発したと発表した。
監視で故障予測やダウンタイムの改善が可能
インテリジェント伝送システムは、主にベアリング、ギアリング、トランスミッションハウジングなどを監視し、潜在的な故障を早い段階で認識。同システムはハノーバーメッセで紹介される。
鉄道部門においては、転がり軸受けとトランスミッションオイルに関連づけられるオイルパラメータを監視。スマートフォンなどの端末を使いリアルタイムでのアクセスが可能だ。
鉄道の安全性を高めながら運用コストの削減にも貢献する。このプロジェクトは、路面電車のテスト車両を使用して実行されている。
様々な商業ドライブに適用
またロープウェイの管理ソリューションを提供。同社のProVIDパフォーマンス管理システムは、ドライブシステム全体の状態を監視する。
トランスミッションやシステムに対する潜在的な損傷を早期に認識することで、故障のダウンタイムを短縮し、システムの可用性を大幅に向上させる。これはオーストリアですでに実証されている。
さらに風力発電事業にも適用。システムに接続された風力タービンは、気象条件に最適な運転モードを計算し、作業負荷の改善とメンテナンス予測が可能になる。
(画像はプレスリリースより)

ZFのプレスリリース
https://press.zf.com/press/en/releases/release_4928.html