エコシステム推進のための合併事業
ヒュンダイは4月15日、水素モビリティエコシステムを提供するH2エナジー社との合併契約を締結したと発表。欧州諸国への事業拡大に向け合併会社を設立する。
スイスから欧州へ、世界へ
同社は燃料電池分野をリードする目的で、欧州で急成長している水素エネルギー会社H2エナジーと合併契約。スイスでHyundai Hydrogen Mobilityを始動する。
事業は2019年から2015年にかけて燃料電池の大型トラック1,600台の生産。大部分は主要な燃料補給オペレーター、輸送・物流会社で構成されたH2モビリティスイス協会、スイスで燃料電池モビリティを推進する業界にリースする予定だ。
大型トラックの環境配慮として電池燃料の需要が見込まれおり、スイスを足がかりに他の欧州市場へ事業拡大、さらには米国・韓国の国内市場を含むその他の地域にも事業を広げていくとしている。
大型車に最適なエコシステムの推進を
同社は、2013年に自動車業界で初となった燃料電池自動車ix35 Fuel Cell(Tucson Fuel Cell)を発表。第2世代FCEVは、1度の充電で走行可能距離は609キロメートル、運転中は水蒸気だけを放出するため空気を汚さない。
燃料電池パワートレイン技術は、省スペースで軽量、車両が大きくなるにつれてコスト効率の高い電源になる。同社は大型車を始め、幅広い分野でのエコシステムの構築を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイのプレスリリース
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