電気自動車市場が拡大する中国
コンチネンタルは、上海モーターショーにおいて、振動と騒音制御の最新ソリューションについて展示した。
Eモビリティと自動運転は自動車業界全体に大きな課題をもたらしており、電気自動車の組み立てにおいては、技術的に実装することだけでなく、振動と騒音の制御も重要な要件となっている。
コンチネンタル・中国、振動制御関連の研究開発を担当するYimin Zhu氏は、次のように述べた。
「中国はすでに電気自動車の中心地と見られており、Eモビリティの発展をリードしている。これまでのところ、パワートレインと長距離走行の開発はすべてのOEMにとって優先事項である。一方、中国における電気自動車の組み立てでは、乗客の快適さと乗り心地がますます重要となっている。」(プレスリリースより引用)
コンチネンタルは、軽量の構造部品により乗り心地と安全性のレベルを引き上げており、また、軽量部品を使うことによって、エネルギー消費量が減り、完全電気自動車の走行距離が延長された。
静音の電気自動車に不可欠な制振技術
電気モーターは、内燃エンジンと比べて、取り付けに関しては別の問題がある。コンチネンタル・ドイツの振動制御部門、エンジン取り付け製品開発担当であるAndreas Firla氏は、次のように説明した。
「電気自動車は静音であるが、高周波領域において人にとって不快な励振を作り出す。また、内燃エンジンはハミング音を出し、電動エンジンはヒューヒューという口笛音を出す。さらに、回転音、風、および空調などの以前には聞こえなかった騒音が、燃焼エンジンの音でかき消されないので、よく聞こえるようになる。」(プレスリリースより引用)
電気ドライブは、エンジンの高周波励振を、効率的な方法で遮断するための特別な取り付け部品を必要とすることから、コンチネンタルは、新しいコンセプトを開発し、幾何学的設計とエラストマー配合物を使用することによって、マウントが要件に適合することができるようになった。
また、シミュレーションツールを使用することで、開発の初期段階でマウントの特性を最適化することも可能となった。
コンチネンタルのエンジンとシャーシマウントは、電気自動車の要件に適合するように設計されている。それらは、アルミニウム、または繊維強化高性能ポリアミドからできている軽量構造部品に組み込まれており、それぞれのサブコンポーネントは、適切な材料を使用して設計・製造されている。
すべてのコンポーネントは相互に調整されており、これにより、騒音や振動を最小限に抑え、ドライバーが感じる励振を防ぐ。
中国自動車メーカーと提携しOEM製品を提供
コンチネンタルは、システムプロバイダーとして、自動車メーカーにとって開発パートナーでありオリジナル機器のサプライヤである。そして、ワンストップショップからのエンドツーエンドのソリューション、ならびに個々のハイブリッドソリューションを提供している。
コンチネンタルは、中国の大手自動車メーカーであるCHJ AutomotiveやNIOと提携しており、そのグローバルな専門知識と品質基準によって、中国市場のすべてのOEMに適合している。
ドイツのハノーファーにある高周波振動テストベントは、最先端技術である。中国メーカー向けに開発された 防振部品とプロトタイプは、3,000Hzまでテストすることができる。
(画像はプレスリリースより)

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