転がり抵抗を低下、燃料消費量を削減
ブリヂストンは、最大のタイヤサプライヤーとして、BMWに提供してきたOE製品について、ホームページで説明している。
ブリヂストンとBMWは、1995年から提携を開始し、世界中のBMWで、車種ごとに特別に開発された同社のOEタイヤが使用されている。
ブリヂストンは、これまでにないレベルまで転がり抵抗を低下させ、燃料消費量を削減し、タイヤ寿命を改善した。また同時に、安全性、ブレーキング、ハンドリング、快適さを継続的に向上させてきた。
これは、パンクしたタイヤでも一定距離を走行することが可能なランフラットテクノロジーや、BMW i3、i3s、i8などの電気自動車特有の要件を満たすように開発された革新的な「オロジック」テクノロジーによるものである。
安全性・ブレーキング・ハンドリング・快適性を向上
BMW X5用のOE製品を開発する中で、滑らかな乗り心地となるタイヤにするために、ブリヂストンは、タイヤを微調整して、電気的制御されたショックアブソーバー、5リンクのリアサスペンション、全輪駆動SUV用の調整可能なサスペンションとシームレスに連携させた。
広範囲にわたる微調整とテストを行った後、18インチから21インチまでの8個の備品が、ヨーロッパにおけるX5に対するオリジナル備品としてBMWに認証された。
Alenza 001タイヤは、ウェットとドライの路面で卓越した性能と優れたコントロール性とレスポンス性によって、夏用タイヤとして承認されている。また、Blizzak LM001は、雪面や雨氷の路面における優れたトラクションと性能によって、冬用タイヤとして認められている。
また、新しい8シリーズ用に、車の快適さとスポーティな性能を強調するタイヤを開発した。
研究開発チームは、革新的な混合プロセスを使用し、独自の材料を組み合わせて、ウェットとドライの路面での優れたグリップ力と、コーナーリングやレスポンスを助ける剛性を提供するタイヤコンパウンドを創成した。そして、Turanza T005とPotenza S007が、8シリーズのOE製品として承認された。
Turanza T005は夏用、Blizzak LM001は冬用、LS100Aはオールシーズン用のタイヤとして、17種類のタイヤのうち11種類にはランフラットテクノロジーが備えられている。
バーチャルデザインによる革新的なタイヤ
最新のBMW 3シリーズのために、ブリヂストンは、3Dバーチャルデザインソフトウェアを使用して、タイヤの形状と圧力分布を分析および微調整した。この方法によって、ウェットグリップとドライグリップを完璧なものにすることが可能となった。
この革新のもう1つの要因は、性能を向上させるために温度制御と材料分散を改善する新しいコンパウンドである。
ブリヂストンEMEA、オリジナル機器担当バイスプレジデントであるMark Tejedor氏は、両社が緊密に協力していることを歓迎し、次のように述べた。
「我々がBMWと一緒に達成することは、現在の課題に取り組み、そして特に安全性と性能の点で、我々が技術を最適化するのに役に立つ。2019年に発売される予定の様々なBMWの車両に関して、ブリヂストンとBMWの間で強力なパートナーシップを継続することを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

Bridgestone Press Releases
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