クリーンエネルギー化を目指して
コンチネンタルは4月30日、パワートレイン事業を独立系事業に移行すると発表。2019年後半には運営開始の準備が整う予定だ。新会社は2030年までに自動車のCO2排出量50%削減を目標にしている。
ハイブリッドや電気自動車を軸に3事業を展開
新会社の名称は「Vitesco Technologies社」で、領域は燃料電池市場に加え、ハイブリッドや電気駆動システムなど将来的に需要の高い分野の開発が行われる。事業は3つの分野に分けられ、それぞれが経済的にも独立して運営される。
「エンジン&ドライブトレインシステム」(E&DS)事業は、これまでのエンジンシステム部門とトランスミッション部門を統合し、エンジンとトランスミッションコントロール、噴射システム、ターボチャージャー、排気ガス後処理の開発など幅広く扱う。
「パワートレイン部品」(PTC)事業はセンサーとアクチュエーター、燃料、廃棄管理ユニットを合併。そして「ハイブリッド電気自動車」(HEV)事業は、ハイブリッド車の駆動電化コンポーネントシステムの開発を行う。
パワートレインによる収益拡大を目指して
同社ではパワートレインビジネスで売上高を3倍に伸ばし、損益分岐点を超えて利益率向上を実現。
この分野で長期的なニーズが見込まれることから、新会社への移行を進めていた。これによって次世代型自動車の燃料電池、合成燃料のカーボンニュートラル、水素ベース燃料の基盤づくりを行うとしている。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/