南米市場における成長戦略
ボルグワーナーは、「第14回Automec」 (4月23~27日、ブラジル・サンパウロで開催)にて、成長戦略として、南米市場におけるアフターマーケットのポートフォリオを拡大し、流通ネットワークを再構築すると発表した。
軽車両・重車両向け製品の追加
アフターマーケットのポートフォリオ拡大に伴い、軽車両、重車両、ユーティリティ向けの新製品が追加される。ターボチャージャー13モデル、ビスカスカップリングユニット(VCU)7モデル、エンジンスターター2モデル、オルタネーター1モデルが2019年新製品として発売される。
新モデルのターボチャージャーには、VTG(可変容量タービン)技術が用いられる。また、重車両(イベコ、スカニカ、Volvoなど)向け製品8モデル、軽車両やピックアップトラック向け(起亜自動車、日産、トヨタ)製品5モデルを予定している。
ブラジル市場に対する期待
ラテンアメリカ・アフターマーケットのターボシステム・排ガス・サーマルシステム担当長であるネルソン・バストス(Nelson Bastos)氏によると、これまで、ボルグワーナーは、過去3年の間にて、ブラジル市場向けに新製品70種を発売してきた。
ボルグワーナーにとって、「Automec」はアフターマーケット製品サプライヤーとしての立場を強化する機会となったと述べ、新製品の発表や流通ネットワークの再構築により、市場立場を強化できると考える。
また、自動車市場のうちブラジル市場は非常に大きな成長可能性をもち、顧客とサプライヤーが密接な関係性を築くことができる。それゆえ、バストス氏は、2019年のブラジル市場に期待を寄せる。
(画像はプレスリリースより)

BorgWarner
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