キーレスに対する高い需要
5月2日、ボッシュは、ドイツ人に対する調査結果より、ドイツ人の3分の2はキーレスを好み、自動車の鍵ではなく、スマートフォンアプリの活用を選択すると発表した。
ボッシュと市場調査会社PULSが2019年1月11日から18日にかけてドイツ人のドライバー1046人(18~69歳)を対象に調査を実施したところ、67%が自動車の鍵を1回以上紛失した経験があった。
特に、40歳以下で運転頻度が高いドライバーが、自動車の鍵に対してネガティブな経験があると回答していた。
オートモーティブ・エレクトロニクス事業部長のハラルド・クレーガー(Harald Kröger)氏は、デジタルキーの利点は利便性、セキュリティにおいて明確であると断言する。
スマートフォンアプリによるキーレス
ボッシュは、スマートフォンアプリ「Perfectly Keyless」にてキーレスエントリーシステムに大革命を起こした。
「Perfectly keyless」は、ドライバーに対してセキュリティや安全性、利便性を提供する。
自動車にはセンサーが搭載され、ドライバーのスマートフォンを認識する。ドライバーは、鍵ではなく、スマートフォンを用いてドアをロックでき、エンジンを起動させて自動車を発進させることが可能になる。また、指紋認証によりセキュリティも保証される。
近年、カメラなど日常生活に必要なアプリケーションにおける大半は、スマートフォンに機能として備わるようになった。
クレーガー氏は、スマートフォンにより日常生活は大きく変化し、自動車の鍵もスマートフォンアプリに置き換える必要性があると考える。
(画像はプレスリリースより)

BOSCH プレスリリース
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