車両遠隔操作の強化
5月7日、米グーグルは、年次開発者向け会議「Google I/O」(5月7~9日開催)にて、ヒュンダイ自動車のインフォテインメントシステム「Blue Link」にGoogleアシスタント機能を搭載し、車両遠隔操作の強化を図ると発表した。
Googleアシスタント機能が搭載された「Blue Link」は、数ヶ月後より利用できる見込みである。
双方向対話による遠隔操作
これまで、操作の実行に伴い、複数の段階を踏む必要があり、自動車の所有者とアシスタントの間における双方向対話の実現を目指してきた。
Googleアシスタントは、AI(人工知能)を活用したリモート音声コントロールである。Googleアシスタント機能が搭載された「Blue Link」では、「Hey Google」から始め、その後、簡単な音声コマンドにて車両遠隔操作が可能になる。
自動車の所有者は、対話型スマートスピーカー、スマートディスプレイ、スマートフォン(Android、iOS)を介して、自宅に居ながら、外出先にて用事を済ませながら、自動車のエンジンをかける、車室内の温度を調整する、ドアをロックするなど声にて自動車を遠隔操作できる。
また、音声コマンドは、個々のニーズに対応している。例えば、「Hey Google、おはよう」は天気、交通状況、電気自動車の充電量を確認する、「Hey Google、おやすみ」では自動車のロックや車庫の施錠を確認するなど、特定の音声コマンドに対して特定の操作を設定することも可能である。
(画像はプレスリリースより)

HYUNDAI プレスリリース
https://www.hyundainews.com/en-us/releases/2769