ボルグワーナー、「GM Innovation Award」を受賞

5月20日、ボルグワーナーは、米国自動車会社ゼネラルモーターズ(GM)よりガソリンエンジン向けデュアルボリュートターボチャージャーが評価され、「27th annual Supplier of the Year awards ceremony」(5月16日、米国ミシガン州ウォーレンで開催)にて「2018 Innovation Award(2018イノベーション・アワード)」を受賞したと発表した。

「GM Innovation Award」は、顧客が利益を獲得できる革新をもたらす優秀なサプライヤーに対して贈られる。今回、GMの要求水準を超え、持続的に優れた価値や新しい革新をもたらす優秀なサプライヤーとして、15ヶ国133社が表彰された。

デュアルボリュートターボチャージャーは軽車両用ガソリンエンジン向けに設計されている。優れた過渡応答特性が特徴であり、低速から加速する場合、エンジンレスポンスは極めて速い。

また、デュアルボリュート構造によりエンジン排気脈動を2つの渦室に完全分離できる。従来のツインスクロールターボチャージャー構造と比べ、より多くの排気脈動エネルギーをタービンホイール駆動に活用でき、Time to Torque機能(設定したトルクに達するまでの時間)は10%向上する。

ターボチャージャー社長兼ジェネラルマネージャーのジョー・ファドール(Joe Fadool)氏は、今回の受賞を非常に名誉なことであり、エンジニアチームの革新的努力が認められたと述べている。ガソリンエンジン向けデュアルボリュートターボチャージャーは、GMピックアップトラックに採用された。

（画像はBorgWarner HPより）




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