独自のブレーキパッドシステム
独立系自動車部品メーカーのHELLAと、ブレーキ開発のTMD Frictionの合併会社・HELLA PGIDは、フォルクスワーゲングループに新しいブレーキパッドシステムをポートフォリオに加えたと発表している。
フォルクスワーゲングループに提供
同社のMQBモジュールの活用は、フォルクスワーゲンのゴルフ・T-Roc・Touran、アウディのA3・S3・Q1、セアトはレオン・Ateca、スコダはYeti・Karoqなど、2012年から発売された他の車両を含み多岐にわたっている。
1960年以来BMW、メルセデスベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェなど多くのプレミアム・スポーツカーにブレーキパッドを装備したオリジナルシステムを提供しており、その長年の経験を活かして作られたのがMQBモジュールだ。
高品質・高性能、環境にも配慮
MQBはドイツ語で「Modulare Quer Baukasten」、モジュールをキットにしたものであり、個々の車種に合わせて柔軟に対応し、高い品質と環境保護を特徴としている。
ブレーキシステムはTMD Frictionのものを使用。開発で行われたテストでは30万キロメートル、約1000時間の走行によりエンジン性能、運転負荷、ブレーキ特性など、市場投入前に厳密な調整が行わている。
ブレーキパッドの銅の含有量は総重量の0.5%未満、欧州で定められたECE法規の要件を十分に満たしているほか、アメリカで2025年に施行される「Better Brake Rules」にも準拠するものだ。
(画像はプレスリリースより)

HELLAのプレスリリース
https://www.hella.com/