工場出荷時にセンサが内蔵
コンチネンタルは、TOC Europe 2019で、インテリジェントラジアルタイヤポートフォリオなどのデジタルソリューションを展示した。
このソリューションでは、これから発売される直径24センチ以上のStraddleMasterラジアルタイヤ、ContainerMasterラジアルタイヤ、Conti RT20タイヤには、工場出荷時にセンサが直接取り付けられており、デジタルタイヤ監視システムである「ContiConnect」と「ContiPressureCheck」にアクセスできるようになっている。
また、タイヤのインナーライナーに取り付けられたタイヤセンサで、管理会社と輸送会社が効率を最大化することを実現している。
そして、タイヤ圧や温度が設定値から外れると、センサが警告を送信する。この情報を提供することによって、管理者と輸送会社は、故障回数の減少、メンテナンスコストの削減、車両の稼動時間の増加によるメリットを得ることができる。
様々なポイントでデータ収集
センサで収集されたデータは、車両が構内で受信機の近くを通り過ぎる時に、構内のリーダーステーションによって収集され、その後分析と判断が行われる。
構内のリーダーステーションは、洗車場やガソリンスタンド、その他のチェックポイントなど、輸送車両が何度も使用するアクセスポイントに設置されている。
ブラウザベースのWebポータルは様々な表示オプションを提供しており、タイヤデータの履歴を表示するとともに、遡及分析を可能にする。また、Webポータルでは、輸送会社のタイヤ性能全体をリモートで監視でき、管理することができる。
単一車両システムは7年間市場で活躍
コンチネンタルは、輸送会社向けの「ContiConnect」の他に、単一車両向けのシステムである「ContiPressureCheck」も提供している。「ContiPressureCheck」システムは、運転席の画面、または携帯用工具にセンサのデータを表示し、状況が重大になる前に警告する。
また、24時間365日の複数車両監視を行う、サードパーティ製テレマティクスソリューションに統合することもできる。
「ContiPressureCheck」は、6年前から市場に供給されており、47ヶ国で利用可能である。
(画像はプレスリリースより)

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