信頼性の高いアクスルシステム
ZF Friedrichshafenは6月26日、同社の開発したアクスル制御システムが、生産開始から約6年で50万台に達したと発表。品質と技術が評価されており、新しい生産ラインを増やす計画だという。
安定性と安全性に配慮
同社のアクスル制御システムAKF(Active Kinematics Control)は、生産開始からわずか2年で10万台を記録。6年目を経た今年には50万台に達したと報告している。同システムは、すべての走行状況に応じた安全性に配慮されている。
狭い道路での緩やかな走行は、前輪のステアリング角度に反した舵取りを行う。これは旋回円を約10%小さくし、コンパクトな走りができる。
一方、時速60キロメートルで走行しているとき、また障害物を回避するときなど、システムは後輪を前輪と同様の角度になる。これは方向の安定性とダイナミックな走りを実現。その冗長性から、自動運転のサポートを容易にする。
生産ラインの増加を計画
種類は2つあり、2013年に初めて量産化されたデュアルアジャスタバージョンは、省スペースでスポーツカーなどに、セントラルアジャスタバージョンは、SUVやピックアップトラックなどに適している。
同社ではAKCシステムの長期的な需要を見込み、年間100万台を実現する生産ラインを計画しているという。
(画像はプレスリリースより)

ZF Friedrichshafen
https://press.zf.com/releases/release_8966.html