クラウド型バッテリー管理システム
ボッシュは7月9日、クラウド型バッテリー管理システムを開発していると発表。電気自動車の充電プロセスを最適化し、バッテリー寿命を大幅に改善することができるという。
クラウドでデータ収集・バッテリーを最適化
電化製品は、電池が古くなるとその製品そのものの性能やパフォーマンスが低下する。電気自動車も同様で、同社では自動車の寿命にフォーカスし個々の車両バッテリーの管理システムを補完する新しいクラウドサービスを開発している。
システムは、クラウド内のスマートソフトが継続的にバッテリーの状態を分析。バッテリーが消耗する要因を認識・特定し、充電プロセスを最適化するというものだ。
そのシステムを構築するためには、クラウドベースのバッテリーを搭載した車両と、周辺から収集されるリアルタイムデータが必要となる。そのデータ分析によって措置を行い、バッテリーの消耗を最大で20%減らすことができるという。
バッテリー消耗20%減少
中国のモビリティサービスプロバイダーのDiDiは、同社のバッテリーシステムを活用する初めての企業となる。モビリティプラットフォーム「Didi Chuxing」共同開発し、市場への導入を目指している。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/