自動車分野から特殊オリジナル機器の用途に移行
HELLAは、特殊用途分野において、農業や建築作業用の特殊車両、バス、キャンピングカー、電気自動車、海洋部門用の照明とエレクトロニクス製品を開発、製造、販売を行っており、この分野でのエレクトロニクスの専門知識を拡大し続けている。
同社は、この目的のために、グローバルセールスネットワークを強化し、グローバル開発の専門知識を拡大するとともに、アクチュエーター、センサー、エネルギー管理からボディエレクトロニクス、運転支援システムまで、あらゆる分野におけるエレクトロニクスポートフォリオを継続的に拡大している。
さらに、関連する車両アプリケーションに様々な製品を適応させ、システム全体の統合ビジネスにも対応することにより、顧客をサポートしている。
1957年以来、HELLAは、同社の技術的専門知識を、コア事業である自動車分野から、特殊オリジナル機器の用途に移行してきた。そして、ソリューションを顧客の要求に合わせることに焦点を当てている。
安全性と快適性を守るインテリジェントなセンサー
さらに、製品は、使用中に、より激しい機械的振動と温度変化にさらされることから、HELLAの開発者は、それに応じて製品を再設計し、さらなる開発を行う。
その1つの例が、車両のバッテリーの状態とエネルギーの流れを監視するインテリジェントバッテリーセンサーである。
同社はこの分野のマーケットリーダーであり、12ボルトの自動車用製品と24ボルトの自動車電気システム用製品を提供している。キャンピングカーに付いているインテリジェントバッテリーセンサーは、500アンペアまでの直列接続された複数のバッテリーをチェックすることができる。
HELLAの開発プロジェクトでは、常にドライバーの安全性と快適性を向上させる製品に重点が置かれている。このカテゴリに含まれるのは、フロントガラス用の雨・光センサーである。自動ワイパースイッチによって、ドライバーは関連するレバーを操作する必要がなくなり、異なる光条件に直面した時、またはトンネル走行中に、内蔵光センサーがロービームのオン/オフの切り替えを制御する。
農業分野では、Smart Universal Rotary Actuator(URA)がある。このCIPOS技術は、高トルクの利点を提供するとともに、正確で信頼性の高い種子の計量と分離を可能にしている。
顧客のニーズに合わせた開発
自動車業界の電化は進歩し続けている。特殊オリジナルの機器でも車両のエネルギー消費を最小限に抑え、車両の有効性を最大限にするために、ますます多くの機能が電子的に制御されている。
Daniel Quick氏は次のように説明した。
「しかし、特殊オリジナル機器では、我々は小規模なシリーズ生産を行っている。そして、顧客に、オーダーメイドの電子部品を提供できるようにするために、開発を通した初期のアイデアから、車両における最新の技術を機能の統合まで、顧客に寄り添っている。」(プレスリリースより引用)
このようにして、車両特有の新しい開発は、顧客との協力で、それぞれのニーズと要件に合わせて調整されている。
(画像はプレスリリースより)

HELLA Press Releases
https://www.hella.com/