後部座席リマインダー標準装備の提唱
7月31日、ヒュンダイ自動車アメリカは、2022年までに後部座席リマインダー標準装備の義務化を提唱し、子供の熱中症死の撲滅に向けて積極的な取り組みを行うと発表した。
同社は、効果的な安全技術の標準化を強く推し進め、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)、自動車業界に対して、後部座席リマインダーシステムの標準装備を働きかけている。
また、7月31日「全国熱射病予防デー」では、ヒュンダイ自動車とNHTSAが、夏場の車内に子供を残し、あるいは降ろし忘れの危険性を訴え、子供の車内放置による熱中症死撲滅を呼び掛けた。
子供の熱中症死を撲滅
ヒュンダイ自動車は、2022年までに新型モデルにおけるドアロジックシステム規格に対して、「Rear Occupant Alert(RAO)」を追加するよう自発的に提案する。
RAOは、ドアロジックメモリとモーションセンサーにより子供、ペットの降ろし忘れに対して警告し、熱中症による子供の死亡事故を防ぐ。車中に鍵を置いた状態にて、子供が車中でドアロックすることをも予防できる。
合わせて、車の発進時に後部ドアの開閉を検知し、状況に応じてクラスターに警告メッセージが表示され、ドライバーに対して後部座席を確認するように仕向ける。
新型モデルに装備
ドアロジックRAOは、ヒュンダイ自動車のSUV「Santa Fe(サンタフェ)」「Palisade(パリセード)」(共に2020年モデル)の標準装備として公開された。また、両モデル共に、オプションにて超音波RAOが選択できる。
今年後半にも、「Sonata(ソナタ)」2020年モデルは標準ドアロジックRAO、「Santa Fe」2019年モデルにはオプションとして超音波RAOが装備される。
超音波RAOでは、ドライバーが子供を車中に残し、降ろし忘れてドアをロックした場合、アラーム音が鳴り響き、ヒュンダイ自動車のインフォテインメントシステム「Blue Link」を介してドライバーのスマートフォンに警告メッセージが送信される。
(画像はプレスリリースより)

HYUNDAI
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