車両取得データの流動化
8月27日、コンチネンタルは、国際モーターショー「2019 International Motor Show (IAA)」(9月12~22日、ドイツ・フランクフルトで開催)にて、「Connected Parking(コネクテッドパーキング)」を事例にドライバー間のデータマネタイゼーションを紹介する。
データマネタイゼーション(保有データの流動化)プラットフォームのブッロクチェーンに基づき、将来、ドライバーは車両が取得した道路交通データを他ドライバーに譲渡することにより利益を得られるという。これにより、ドライバー間において、車両取得データを対等の立場にてスムーズに送受信し、交換できる。
データ取引が創出する付加価値
データマネタイゼーションプラットフォームのブッロクチェーンは、コンチネンタルとヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)の戦略的パートナシップ関係の一貫として、クロスバーioテクノロジーのもと開発された。
取締役会メンバーでインテリア事業部長のヘルムート・マッチ(Helmut Matschi)氏は、今回、「Connected Parking」のパーキングデータを事例にすることで、ブロックチェーンに基づくデータ取引プラットフォームがドライバーやモビリティに対して付加価値を創出している現実を正確に提示できると述べる。
ドライバーとデータ取引を完全に統合し、透明性とデータ可用性は向上するという。
また、自動車メーカーは、より容易かつ法的にサービス関連の顧客データへアクセスできるように、車両取得データを提供したドライバーに対して報酬として仮想通貨を与える。サービス関連の顧客データによって顧客ニーズをより正確に把握でき、サービスを最適化できる。
(画像はプレスリリースより)

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