Magneti Marelli、中国企業Highlyと戦略的パートナーシップを締結

8月30日、Magneti Marelli(マニエッティ・マレリ)は、中国市場への参入の足掛かり、電動化技術に対する投資の促進を目的として、中国企業Shanghai Highly (Group) Co., Ltd. (Highly：上海海立集団股份有限公司)と戦略的パートナーシップを締結すると発表した。

取引に基づき、ジョンソンコントロールズ日立空調(JCH)との株式譲渡契約を結び、HighlyとJCHによる合弁会社「Shanghai Highly New Energy Technology Co., Ltd.(HNET：上海海立新能源技術有限公司)」の株式を取得する。なお、取引は、2019年第3四半期に完了する見込みであるという。

合弁会社HNETは2016年にHighlyとJCHにて設立され、中国・上海に本社を構え、乗用車・商用車向け電気駆動コンプレッサー(EDC)の生産を拡大し続ける。電気駆動コンプレッサーは電気自動車の熱ソリューションに不可欠なシステムである。

今回、Magneti MarelliとHighlyのパートナーシップ契約締結により、合弁会社HNETの電気駆動コンプレッサー事業は強化される。また、合弁会社HNETへの投資は増額し、2社は、Magneti Marelli所有のHVAC(冷暖房・空調装置)事業を運営する合弁会社を設立する協力覚書に合意した。協議を重ね、2020年1月の最終合意調印を目指す。

Magneti Marelli最高経営責任者のベダ・ボルゼニウス(Beda Bolzenius)氏は、グローバルで多様化したティア1サプライヤーになるという目標達成に、さらに一歩近づくと述べる。

Highlyは、家庭用・業務用エアコン用コンプレッサー、新たなエネルギー自動車向け電気駆動コンプレッサーの生産において業界を牽引する。

ボルゼニウス氏は、イノベーションと優れた製品を評価されるMagneti Marelliと提携することにより、従業員に対して新たな機会を提供し、シナジー効果が創出され、中国および世界的に補完的な成長をもたらすと確信している。

（画像はプレスリリースより）




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