デルファイ、自動車通信の新技術投入
デルファイは5日、車車間通信(Vehicle-to-Vehicle 、V2V)および路車間通信(Vehicle-to-Infrastructure 、V2I)技術を他社に先駆けて市場投入することを明らかにした。まずは北米市場にて、早ければ2016年にも製品としての展開を開始する予定だ。
(画像はニュースリリースより)
情報収集範囲を拡大、先の渋滞もまるわかり
デルファイはこれまでに、視覚とレーダーからの情報によって急な割り込みや車間距離の接近などの危険を通知するシステムを提供しており、今回の技術はそうした同社の先進運転支援システム(ADAS)のラインナップをさらに広げるものだ。
今回市場投入されるV2V/VSI技術で扱う情報は、道路工事から交通渋滞、交通事故や信号情報など多岐にわたる。またそれがどこで起こっており、どれくらいの距離に渡って影響しているのかといった詳細な情報も伝えることができるとのことだ。
これらはすべて無線でやり取りが行われるため、運転者から見えない範囲やこれまでのレーダーでは探知外だった範囲の情報についても収集し、通知に反映させることが可能だ。そのためすでに渋滞に巻き込まれた他の車から渋滞情報を受け取って、ドライバーに渋滞情報を通知したりといったことも可能となる。
デルファイ、優れた新技術を自動車以外でも
デルファイの最高技術責任者ジェフ・オーウェン氏は、今回の技術はドライバーの安全と交通整理に大きく貢献するとともに、各行政機関による将来的なV2V関連のレギュレーションにも対応するものだとの認識を示した。
また同社によれば、今回の技術は応用性が高く、パッケージングや組み込み方法によって幅広い分野に適用することができるという。デルファイでは今後、同様の技術を用いた自動車以外の市場への製品投入も視野に入れ、開発を進めていく方針だ。

デルファイ ニュースリリース(Business Wire上)
http://www.businesswire.com/news/home/20140905005829デルファイ ホームページ
http://www.delphi.com/