小型軽量、高性能、簡単取り付け
ボルグワーナーは、高性能、軽量、コンパクトな電気駆動モジュール(eDM)を、中国メーカーの新エネルギー車両(NEV)である、JMCフォードのテリトリー、AIWAYSのSUV U5、Leading Ideal社の電動大型SUVであるOneに供給した。
小型軽量で取り付けが簡単な設計のeDMは、快適な運転体験に必要な電力を提供する。eDMの柔軟な設計は、フロントおよびリアアクスルの取り付けに最適なソリューションであり、高いレベルのシステム統合、パフォーマンス、耐久性、および最大の運転効率を実現している。
ボルグワーナー、パワードライブシステムズの社長兼ゼネラルマネージャーであるStefan Demmerle氏は、次のように述べた。
「3社の顧客をサポートし、彼らの車両に電力を与えるeDMを提供することによって価値ある関係を持つことを嬉しく思う。我が社のeDMが卓越したパフォーマンスで顧客に認められていることを誇りに思っている。電気駆動製品の研究開発に継続的に投資をし、クリーンでエネルギー効率の高い世界の開発を支援するという使命をさらに進めていく。」(PR Newswireより引用)
これらのプロジェクトの製品は、ボーグワーナーの北京と武漢の施設ですでに生産が開始されている。
高効率、優れた連続出力、長距離走行距離を実現
eDMの主な利点は、ハイブリッド車と電気自動車の両方に強力なメインドライブ力を提供できることであり、高い精度の歯車プロセスにより、システムの損失を減らし、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)を改善し、出力密度を高めることを実現する。
また、軽量アルミニウムハウジングと簡素化された部品を備えたコンパクトなパッケージにより、車両へ簡単に統合することができる。
eDMは、出力、トルク、パッケージング、効率のバランスを考慮して設計されており、スムーズで静かな運転体験を提供しながら、95%以上の高効率、優れた連続出力、長距離走行距離を可能にしている。
フロントアクスルとリアアクスル両方に統合
eDMは、配置に関して、NEVのフロントアクスルとリアアクスルの両方に適している。
完全電化のSUVであるJMCフォードのテリトリーEVには、eDMがフロントアクスルに統合されておりモータートルクが最大280 Nm、ピーク出力が120kWで、卓越したパフォーマンスとレンジを提供している。
AIWAYSのSUV U5では、eDMがフロントアクスルに統合され、最大315Nmのモータートルクと120kWのピーク電力を提供している。
Leading Ideal Oneでは、eDMシステムはリアアクスルに統合され、最大290Nmのトルクと140 kWのピーク出力を提供する。
(画像はプレスリリースより)

BorgWarner Press Releases(PR Newswire)
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