新技術・市場の開拓
8月6日、エバスペヒャーは、スタートアップ企業「Flybotix」および「Nüwiel」と戦略的パートナーシップ契約を締結すると発表した。
「Flybotix」「Nüwiel」2社は、物流向けのCO2ニュートラルソリューション(カーボンニュートラルソリューション)を提供する。エバスペヒャーは「Flybotix」「Nüwiel」の少数株主となり、モビリティソリューション分野における戦略的パートナーシップを拡大し、新たな技術および市場を開拓していく。モビリティコンセプトの拡大により、新分野に参入する。
ラストマイルモビリティの提供に向けて
現在、主要な交通結節点(輸送ハブ)間において、人、モノ・サービスの輸送は円滑かつ効率的に行われている。しかしながら、ラストマイル(モノ・サービス、人の移動における最後の区間)に課題が残る。例えば、モノを流通センターから発注者・依頼主のもとまで届ける場合、確立された輸送ソリューションの効率性と持続可能性が低下する。
産業セクターでは、物流倉庫の輸送向け低エミッション(ローエミッション・低排出ガス)ソリューションが標準であるが、ドローンは柔軟性がある配送システムとなる。
「Flybotix」は新しい推進力とステアリングドローン技術の開発を手掛け、流通およびメンテナンス向けソリューションを提供する。Flybotix開発のドローンには、通常4個搭載されるところ、ローター2個が搭載され、高い頑強性、コンパクト、静音が特徴である。
また、「Nüwiel」は、自転車に接続可能なトレーラーを生産し、持続可能なラストマイルモビリティとなる。カーボンニュートラルソリューションはラストマイルモビリティ向けの信頼性があるソリューションであり、それゆえ、エミッションコントロール、熱管理システムに長けたエバスペヒャーは、「Flybotix」「Nüwiel」と戦略的パートナーシップ関係を築く。
(画像はプレスリリースより)

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