数百メートルから数キロ先の道路形状などの情報を取得
日立オートモティブシステムズ株式会社(以下、 日立オートモティブシステムズ)が、高度運転支援ECU(電子制御ユニット)及び、OTAで自動地図更新に対応した高精度地図ユニットを日産自動車株式会社(以下、日産)に提供したと、9月8日に発表している。
日立オートモティブシステムズは、カメラセンサーで取得した膨大な周囲環境情報などから車両を統合制御するための独自の高度運転支援ECUと、数百メートルから数キロメートル先の道路形状など、地図情報を取得する自動地図更新対応の高精度地図ユニットを、日産の新型「スカイライン」に初めて提供した。
認識処理用と車両制御用の2つのCPUで構成
新型「スカイライン」に搭載された同高度運転支援ECUは、認識処理用と車両制御用の2つのCPUで構成されており、安全性と高速演算性能を両立。高速道路での追い越し支援や、ルート走行支援などといったより高精度な車両統合制御機能の実現に寄与していく。
同高精度地図ユニットは、3D高精度地図データをセンチメートル単位で格納することで高精度で自動車の位置を認識。周辺の地図情報や目的地までの車線レベルの推奨経路情報を同高度運転支援ECUに出力し、車両統合制御を支援する役割がある。
また、これらの技術が日産独自の先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を支えている。
(画像はプレスリリースより)

日立オートモティブシステムズ株式会社 プレスリリース
http://www.hitachi.com/New/cnews/month/2020/09/200908.html