既に、役員会で決定か
ビステオン社が、エレクトロニックス部品と空調の二つに会社分割を検討中との情報がある。内部関係者より得た情報によると、既にビステオン社はいくつかのシナリオを描いており、エレクトロニクス部門を売却またはスピンアウトを検討しているが、この会社のリストラが年中に実施されることはない模様である。
また、本業との重複するオペレーションが少ないこの2つの事業部について、同じ企業のもとで保有する価値は少ないとの結論を、ビステオン社の役員会は既に出しているとの情報もある。
企業価値にもプラス
もしこの2つの事業部がビステオン社より分離独立すれば、ビステオン全体の企業価値は現在の45億ドルから25%以上は上昇するとガベリ証券は試算している。
自動車アナリストのマリアン・ケラー氏は、次のように述べている。
「自動部品のコングロマリットは時代遅れであり、既に自動車部品のスーパーマーケットを目指している企業はいない。皆、専門分野でビッグなプレーヤーになることを目指している。」(Bloombergより引用)
ニューヨーク株式市場においてビステオン社の株価は4.3%上昇し107.49ドルとなり、企業価値は47.3億ドルとなった。
ブルームバーグの分析によると、今年に入り米国企業の58社がより専門分野に特化するためにスピンオフを発表し、会社分割の判断が株価上昇につながる可能性が高い。また投資家にとってもスピンオフは通常の株式売却より節税に有利となり魅力的でもある。

Bloomberg
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