コンティネンタル、工科大との研究結果を発表
コンティネンタルは11日、運転者補助および自動操縦システムに関するドイツのダルムシュタット工科大学との共同研究についてまとめ、プレスリリースにて発表を行った。
研究プロジェクト、運転補助機能の統合を実現
コンティネンタルとダルムシュタット工科大が取り組んだのは、”PRORETA 3”と名付けられた研究プロジェクト。「これまで運転軌道の修正や衝突危険予測システムなどは、それぞれ独立した機能として自動車に搭載されてきた」と語るのは、工科大のヘルマン・ウィナー教授だ。
教授は今回のプロジェクトについて、そうした運転者補助機能のそれぞれを拡張したり、相互に作用させたりすることによって、一つの統合されたシステムとしてまとめあげることに成功したと説明している。
運転者の安全をアシスト 直感的な理解が可能
こうした統合の結果生まれたシステムは、運転中の交通事情を随時反映した安全な走行軌道を維持し続け、万が一の場合にも素早く対応する。例えば過度なスピードでコーナーに突入し、突然障害物が現れたような場合でも、システムが直ちに適切な操縦を行うとともに運転者に警告を行う仕組みだ。
またシステムはさらなる安全を実現するため、分岐や車線変更に対してドライバーがどの程度の距離で、どれくらい横向きに操縦するかを把握する機能も搭載されている。これにより、分岐地点に対してある一定の距離になった際ドライバーに注意を促すといったことも可能となっている。
こうした操縦面での機能に加え、システムではカメラによって運転手のしぐさを察知し、危険を光で知らせる機能も有している。コンティネンタルのラルフ・レニガー氏はこうした機能について、いずれもドライバーにとって直感的な理解が可能なものであるとの認識を示した。
歴史に裏打ちされた研究成果 製品への反映に期待
コンティネンタルとダルムシュタット工科大の協力関係は1980年代にさかのぼり、初代のPRORETAプロジェクトは2002年にスタート。今回で3代目を数える同プロジェクトは、2011年より約三年半の歳月をかけて日の目を見ることとなった。
こうした協力関係から生まれた最先端のシステムが乗用車に生かされることで、運転者の安全はますます向上することが考えられるだろう。今後のさらなる成果へ向け、コンティネンタルと工科大の活躍が期待されている。

コンティネンタル プレスリリース
http://www.continental-corporation.com/