河西工業株式会社が完全子会社化
東京証券取引所市場第1部上場企業である、河西工業株式会社(本社:神奈川県)は、9月26日、インド合弁会社「Antolin Kasai TEK Chennai Private Limited」の追加株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ、と銘打ったプレスリリースを発表した。
同社は明治45年創業の老舗企業で、以前は日産系車両内装部品メーカーと言われていたが、現在ではその販路を広げ多くの自動車メーカーに部品を供給している。また、国内外に広く展開する企業で、同業のグルーポ アントリンとは競合関係にある。
一方、GRUPO ANTOLIN-Irausa, S.A.は、スペインの自動車内装部品メーカーでドア、シート、インテリアルーフ等の開発、製造、販売を行っている。
大勢に影響が無い?
河西工業は2012年5月にグルーポ アントリン社と50:50の出資比率で、インド タミルナドゥ州チェンナイ市に、ANTOLIN KASAI TEK Chennai Private Limited(以下AK-TEK 社)を設立した。この合弁会社は、主にルノー/日産向け自動車内装部品を製造している。
AK-TEK 社の株式取得について、同社は以下の通りその理由を述べている。
インド市場における自動車メーカーの成長戦略に基づく生産量拡大が今後見込まれることを受け、インドでの事業基盤を強化してお客様のご要請に応えていくために、AK-TEK 社全株式を取得し、完全子会社化することは将来にわたって弊社業績に寄与していくことと判断いたしました。(プレスリリースより引用)
グルーポ アントリン社はこの件について、何のコメントも出していない。これは、合弁企業を売却しても、インドにおけるプレゼンスにはほとんど影響がないと考えているせいかも知れない。

河西工業株式会社プレスリリース
http://www.kasai.co.jp/data/11_2_209.pdf