ゴム林有するリベリア ブリヂストンの対抗策は?
自動車をはじめとするタイヤ製造で知られるブリヂストンは、アフリカのリベリアでタイヤに用いる天然ゴム採集用の開発林10万エーカーを所有するほか、地域住民の約1割に当たるおよそ7500名の従業員を有する。
そのリベリアを中心にアフリカ各国でエボラウィルスが猛威をふるう中、同社は今回の感染拡大に対してどのような対応を行っているのか。ブリヂストン傘下で、現地で実際の生産に当たるFirestoneの取り組みについて、22日付のToday's Truckingが紹介した。
Firestone、素早い対応で犠牲者最小限に
Firestone関係者におけるエボラウィルス最初の犠牲者は、同社に勤める男性従業員の妻だった。今年3月に彼女が亡くなると、同社はすぐさまウィルスに対する対応をスタートさせた。
まず同社が行ったのは、フライヤーとラジオを用いた広報活動だ。Firestoneはブリヂストンの米子会社Bridgestone Americas Incとの連携のもと、ウィルスの感染拡大への注意とその予防方法について、地域住民へ向けての呼び掛けを行った。
その2週間後には、すでに同社が運営していた関係者専用病院に、新たにウィルス対策専用の区画を設置。分離式の浄化システムも新たに取り付けた。こうした努力が功を奏し、現在のところ同社関係者から2番目以降の犠牲者は出ていないという。
被害甚大なリベリア 自社施設への患者受け入れも検討
世界保健機構(WHO)の調べでは、一連のエボラウィルスによる死者およそ3000名のうち半数以上がリベリアで発生しており、同国におけるウィルスの被害は甚大だ。
Today's Truckingの取材によると、Firestoneでは今後事態の緊急性に応じて、自社の病院施設を関係者以外にも開放していきたいとの考えを明らかにしているとのことだ。

Firestone
http://www.firestonenaturalrubber.com/Today's Trucking
http://www.todaystrucking.com/see-how-bridgestone