グアユールの加工研究所
株式会社ブリヂストンのグループ会社であるBridgestone Americas Tire Operationsは、2014年9月22日に、アメリカのアリゾナ州メサ市で、天然ゴムを含む植物グアユールの加工研究所である、Biorubber Process Research Centerの竣工式を実施した。
(画像はプレスリリースより)
同施設では、今後30名を超える研究者と技術者が従事し、2015年には、グアユールから天然ゴムを採取するための加工技術の研究開発を開始する。2016年までに本格生産などの次のステップに向けた判断をする予定。
既に、アリゾナ州エロイ市にて114ヘクタールの農地を確保し、2013年9月にグアユールの品種改良や栽培技術を目的とした研究農場を完成させ、運用を開始している。今後、Biorubber Process Research Centerで生産されたグアユール由来の天然ゴムは、アメリカのオハイオ州、日本の各技術センターに送られ、最適なゴム配合の研究開発を行い、次世代の実用化に向けた検討を進めていく。
関係者のコメント
Bridgestone Americasの新規事業開発担当ディレクターである、ビル・Niaura氏は次のように述べている。
「この研究センターの開設は、ブリヂストンが、天然ゴムの新たな国内源泉を開発していくうえでの重要なマイルストーンです。天然ゴムの需要の拡大が予想されるなか、このようなイノベーション計画を通して、2050年までに、使用可能で完全に再生できる原材料から生産物を製造するという長期ビジョンの達成に近づいていきたいと考えています。」(Bridgestone Americas Newsより)
天然ゴム産出地域の集中を緩和
タイヤの主要な原材料の中で大きなウエイトを占める天然ゴムは、その約9割を東南アジアで生育するパラゴムノキから採取しているが、ブリヂストングループでは、新たな天然ゴム供給源の研究開発を行っており、グアユールに関する研究開発活動はその重要な取り組みの一つある。
グアユール由来の天然ゴムは従来の天然ゴムと同様に、植物が生み出す資源であるものの、グアユールは熱帯地域を原産とするパラゴムノキとは異なり乾燥地域で栽培することが可能。これにより、天然ゴム供給源の多様化が期待されている。

Bridgestone Americas News
http://www.bridgestoneamericas.com/