トヨタとヒュンダイの現況
世界的な自動車市場のライバルである、韓国のヒュンダイと日本のトヨタ。最近両社の間で、東南アジアをめぐっての動向が似通っている。
双方とも東南アジアのタクシー市場で、地方での需要を確保しつつ、それと同時に、次世代型自動車の研究開発分野において、水素自動車をめぐり激しく競い合っている。
ヒュンダイとシンガポール
ヒュンダイは2006年に、コンフォートデルグロとタクシー供給の契約をした。昨年までに、年平均2000台の「ソナタ・タクシー」を供給してきた。シンガポールの地元タクシーに、絶大な人気を誇るヒュンダイ。
2010年には、ヒュンダイのタクシーによる市場占有率が、トヨタを上回った。シンガポールには8つの運送会社が、約27000台のタクシーを所有しているが、コンフォートデルグロはその内の16000台を占める。そして、コンフォートデルグロの所有するタクシーは、全てヒュンダイの車両だ。
トヨタとインドネシア
インドネシアの人口は、東南アジアにおける総人口の40%に当たる。インドネシアでは、日本車のブランドが市場占有率の90%を占める。
この内40%は、インドネシアの国家タクシーである、「ブルー・バード」と協定を結んだトヨタによって占められている。「ブルー・バード」の保有する車両は、全てトヨタのモデルだ。
水素自動車対決
昨年4月、ヒュンダイは10月4日に販売開始した、水素燃料電池車「ツーソンIX」で、水素燃料車両のパイオニアとなった。また、世界で初めて、圧縮水素容器の 水素充てん圧力を350気圧とした。ヒュンダイでは、来年世界で1000台の水素自動車を販売予定だ。
一方パリ・モーターショー2014で、トヨタは燃料電池車(FCV)を発表した。来年初めにも日本 国内での販売をスタートし、夏にはアメリカやヨーロッパでリリース予定。FCVは、3分ほどで水素をチャージし、一度のチャージで700km程走行できる。
販売に当たり、ヒュンダイは既存のSUV車両を使用し、トヨタは水素自動車のための独占的なモデルを開発した事が、両社の大きな違いだ。一台当たりの価格は、ヒュンダイが1億5000万ウォンで、トヨタは7000万ウォン。
ヒュンダイとトヨタの激しい競争は、来年も同様に、環境に優しい水素を燃料とした自動車をめぐる市場で続くと見られている。

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