豊田合成、つややかな“漆黒めっき”の開発に成功
豊田合成株式会社(豊田合成)は28日、世界初となる“漆黒めっき”の開発に成功したことを明らかにした。同社によれば従来の樹脂めっき技術に比べ、黒色のつやがより強調された仕上がりになっているという。
(画像はプレスリリースより)
めっきそのものを改良、経年劣化を克服
自動車市場では洗練されたデザインの追及に伴い、従来の“ダークめっき”等よりもさらに濃い黒色の需要が高まっている。豊田合成ではこの要望に対して、めっき加工後にさらに塗装を行うことで対応してきたが、時間の経過とともにこれに用いられるスモーククリヤ塗装が劣化し、外観の劣化につながってしまうという難点を抱えていた。
そこで同社では、めっき単体で黒色がより強く出る技術の開発に着手。新たなめっき薬液を調合することで、従来のダークめっきより30%の黒色感増を実現した“漆黒めっき”技術の開発に成功した。一部にこのめっき技術が施されたラジエータグリルは、今月発表されたトヨタ自動車の新型車、レクサスRC Fに搭載される。
豊田合成、ニーズに沿った開発目指す
豊田合成ではこれまでにも、めっきを用いたクロム調や暗色、アルミ調といった様々なデザインを実現し、各自動車メーカーの要望に応えてきた実績がある。同社では今後も各自動車メーカーのニーズをくみ取り、顧客の獲得につなげていきたいとしている。

豊田合成株式会社 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=387