買収を巡る訴訟
ブルームバーグニュースは、11月1日、クーパータイヤ&ラバー社(CTB)とアポロタイヤとの買収契約を巡る訴訟問題で、アポロタイヤ側が勝訴したと伝えている。
クーパータイヤ&ラバー社は、買収契約が完了しないことに対し、1.12億ドルの違約金の支払いを請求し提訴していた。一方アポロタイヤ側は、クーパータイヤ&ラバー社を25億ドルで買収する契約条件が履行されていないと主張していた。
デラウエア州高等裁判所(Court of Chancery:衡平法裁判所)は、アポロタイヤの主張を認め、クーパータイヤ&ラバー社が請求した1.12億ドルの違約金の支払いを認めない判決を出した。
アポロの弁護士は、米国での労働争議と、クーパーの中国合弁会社による売却への反対が、オハイオ州フィンドリーに本拠を置く同社に、売買契約への抵触を引き起こし、この取り引きの完了を不可能にしたと、7月に主張していた。
クーパータイヤ&ラバーの請求は棄却
デラウエア州高等裁判所判事サム・グラスコック3世は、同日、クーパーは取り引きの完了条件を満たしていなかったとの判決を下した。
合併発表後に、施設のコントロールを奪い財務記録を開示しなかった、中国の関連会社の成山クーパータイヤは、買収条項を完了させる上で「大きな障害」になったと、グラスコック判事は書いている。
また同判事は、クーパーの(中国)子会社がその運営を「通常業務の過程で」確かにするための文言を「クーパーは遵守させなかった」とし、そしてその不履行は、違約金の支払い棄却を正当化するには「十分である」とした。
予期せぬ判決
クーパーの広報担当者 アン・ローマンは、電子メールによる声明で以下の様に述べた。
この判決では合併が発表された後、中国の合弁会社で行われたことが原因だったと認めており、それは予想できないものであった。
発生したことを引き起こしたのは、アポロでもクーパーでもない。それにも関わらず裁判所は、そのことがクーパーが契約上の必要な義務を遵守することを妨げたとの判決を下した。弊社は引き続き自身の事業に注力して行く。(ブルームバーグニュースより引用)
アポロの広報担当者、メーガン・ギャビガンにはすぐに判決へのコメントを求めたが、回答は得られなかった。

ブルームバーグニュース
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