目標は燃料削減の効率化
長年取り組まれてきた内燃機関の最適化、パワートレインの電動化、スタート・ストップシステムなどは全て燃料削減の為の重要な工夫だ。
しかし、この電動化の動きの中で安価な12ボルトスタートストップシステムと高価なハイブリッド車の110ボルトの間には大きな差があった。
世界的なオートモーティブサプライヤーであるコンティネンタル社は「48ボルトエコドライブ」システムによりこの差を埋め、両者の良いとこ取りをした。
48ボルトエコドライブシステムは「セーリング」(ドライブ中に内燃機関を自動でスイッチオフし巡航モードに入る)、「レキュパレーション」(素早く、快適なプレミアムエンジンスタートと効率の良いブレーキエネルギーリカバリー)など、高電圧ハイブリッドにしか見られなかった機能を提供する。
コンティネンタル社、パワートレイン部門のハイブリッド電気自動車ビジネスユニット所属のCarsten Gotte博士はオンボードパワーサプライ安定化システムの開発責任者の立場から以下のように述べている。
「48ボルトハイブリッドシステムは燃料消費と排気においてとても大きな可能性を秘めています。郊外の道や高速道路においてもセーリングとレキュパレーションにより効果が期待できますが、都会における走行時に最も大きな削減効果を発揮します。NEDC(新欧州ドライビングサイクル)を使用した我々の測定によると、スタートストップ機能がない従来の内燃機関より13%も使用燃料が少ないという結果を得ました。」(プレスリリースより引用)
小型、中型車の需要が高くなると予測
コンティネンタル社は初めて欧州の自動車生産業者と協力し、システムの生産を2016年に開始する。
48ボルトハイブリッドシステムは現行のシステムにそのまま組み込めるのでとても経済的である。また、48ボルトバッテリーは小型なので値段も安価だ。
コンティネンタル社のパワートレイン部門のChristopher Breitsameter氏は「クリーンで安価なシステムを求める世界のニーズに完璧に一致している」と自信をもって話す。エネルギー効率が良いので、自動車の軽量化にも貢献する。
このシステムは全ての車種に搭載可能だが、小型、中型車からの需要が高くなると予測している。パワートレインの電子化はコストがかかる為、現行のシステムでは小型、中型車に搭載できなかった。しかし48ボルトハイブリッドシステムは安価で採用が可能となる為、需要が殺到するとみている。
(画像はプレスリリースより)

コンティネンタル社 プレスリリース
http://www.continental-corporation.com/